S6おつかれさまでした。
今期はほとんど構築オリジナリティはないので、構築記事として参考になることがあるかどうかは保証しません。書きたいこと(主にキラフロル周辺、プレイング振り返り)を書くだけのブログです。
参考になるかわかりませんが、最後まで読んでもらえたら嬉しいです。
構築経緯
僕はS5でイーユイ+ツツミの攻めの相性が良いと思いこの2匹を入れた並びを使っていましたが、似たような並びでS5の4位のばやさんが結果を残しており、自分のやりたかったことがすべて組み込まれていた気がしたので、とりあえず6体そのまま努力値もほぼ同じにして使ってみました。
ばやさんの構築記事はこちら↓
シングルS5 最終4位 夢想スタン|ばや (note.com)
その過程でチョッキイーユイを受け出しに使うような選出を試しましたが、イーユイのHP種族値が低いことから、受け出しからハバタクカミと打ち合うことが難しく、またテツノドクガなどから飛んでくる水テラバーストに弱い点を改善しようと考えました。そこでイーユイの枠をキラフロルに変えたところ、いろいろ噛み合う点が多く(後述)性能が好みであり、またある程度であればタイプ受けでサイクルを回せる点を評価してそのまま採用に至りました。
この構築以上に強い構築が思い浮かばなかったというのもあり、この構築を最終日まで使いました。
【構築コンセプト】
・対面性能の高いポケモンを初手に置き数的有利を狙い、それを維持したまま勝ち切る。
・キラフロルで選出誘導をして出し負けないようにする。
【単体解説】
※1 カイリュー、カバルドンの調整とテラスタルはS5のばやさんの記事に記載のものと同じです。調整意図はそちらもご参照ください。
※2 サーフゴーの調整はS5のうわっきーさんのものを使わせていただきました。
参照:【S5最終3位】封殺チオンドクガ - Origin Regression (hatenablog.com)
キラフロル
特性:どくげしょう
テラスタル:草
持ち物:突撃チョッキ
努力値:H189(244)-x-B111(4)-C187(156+)-D105(28)-S116(76)
技構成:パワージェム ヘドロばくだん エナジーボール マッドショット
調整意図:
HD
・サーフゴーの臆病ゴールドラッシュ確定耐え
・草テラスに対してツツミの臆病ドロポン+冷凍ビームを確定耐え
・草テラスに対してイーユイの臆病かえんほうしゃを乱数6.2%切り耐え
・C192×Cブーストドクガの水テラバーストが144~170(ステロ込みでも乱数12.5%切り耐え)
・ハバタクカミの臆病眼鏡シャドーボールがほぼ確定3発(乱数2発2.7%)
S-マッドショット込みで最速ガブリアス+5(テツノドクガ意識)
C-11n
個人的レギュCの革命児。キラフロルを選出画面の一番上に置いておくことでイーユイ、水ロトム、サーフゴーなどの特殊が先頭にくるか、裏に毒ポケモンを置かれやすくなり、「出させる選出誘導」を成功させやすくなります。選出予想がピンポイントで3体当たることもしばしばあり、対面構築として試合を進めやすかったです。
初手のロトムと対面した場合は絶対に初手テラスエナジーボールで1体持っていき数的有利を取ります(絶対に相手はボルチェン以外では交代しません)。
イーユイやドクガに対してはまず下からマッドショットを押し、次のターンはテラスタルを切ってきたらそのテラスに合わせた技を、切られなければパワージェムを上から打ちます。
この2体は水・草・妖テラスが多いので、このキラフロルの技スぺであればほぼ必ず弱点を突けます。(スカーフイーユイの悪の波動は2発耐えられるので、怯まなければ対面で勝てます。)
マッドショットはテラス読みギャンブルをほぼしなくなるという点でツツミの様子見の身代わりと似ていて、非常に良い技だと思います。
また、キラフロルに対して死に出しで出てきたドクガはほぼ水テラバかエナジーボールしに来ているとみて間違いないので、テラスなしだと耐えないけどテラスを切って耐えそうな体力であれば、この場合に限りテラス読みテラスをしてもよいと思います(実際2回くらい通しました)
キラフロルは襷であってもチョッキであってもその他の持ち物であっても、選出誘導力だけは維持できます。これはキラフロルの専売特許かなと思っているので、今後のレギュレーションでも刺さりそうであれば構築に入れてみたいと思いました。
特性:すなおこし
テラスタル:鋼
持ち物:オボンの実
努力値:H212(228)-A133(4)-B165(92+)-x-D115(180)-S68(4)
技構成:じしん あくび ステルスロック ふきとばし
この構築における物理のクッション枠。初手にカイリュー・サーフゴー・キラフロルを投げて不利対面になった時にいったん引き、あくび+交換で低リスクでの対面操作をします。またキョジオーン・チオンジェンに対して吹き飛ばしを押し、それらをいったん場から退かせることによりサフゴカイリューの高火力での受け崩しをサポートします。ディンルーと比較してフェアリー・格闘弱点がないし、一方で特殊耐久はディンルーのほうが勝るので、いい意味でも悪い意味でも受け出しできる範囲はディンルーとは異なると思います。
特性:マルチスケイル
テラスタル:ノーマル
もちもの:こだわりハチマキ
努力値:H183(132)-A204(252+)-B4(116)-x-D4(121)-S115(116)
技構成:しんそく じしん げきりん けたぐり
主に初手に置いて数的有利を取りに行く先発としての選出が多かったです。また、キラフロル・サーフゴー・テラスを切ったカバルドンから引いて裏からカイリューを投げることで地面技を透かす動きもしばしばやりました。げきりんはドラゴンの一貫を作った時にしか撃ちませんが、ヘイラッシャなどの数値で受けに来るポケモンにもかなりいいダメージを入れられました。けたぐりはディンルーやバンギラスに打って大ダメージを入れられたので便利な技でした。
サーフゴー
特性:おうごんのからだ
テラスタル:はがね
持ち物:こだわりメガネ
努力値:H171(68)-A58(A個体値0)-B116(4)-C189(148+)-D36(116)-S136(252)
技構成:ゴールドラッシュ シャドーボール 10万ボルト トリック
先発要員+受け崩し。鋼テラスゴールドラッシュは特殊受けを崩せ、シャドーボールはチョッキ持ちのポケモンへの大きな削りを入れられました。また10万ボルトはドヒドイデやヘイラッシャ、アーマーガア、水テラスタルを切ったポケモンなどに打つことができました。いっぽうでトリックはあまり押しませんでした。メガネを失うとサイクルを崩せるほどの火力が出ないことや、チオンジェンやハピナスにメガネを渡すと相手の悪の波動や火炎放射の火力が上がってしまうのを危惧していました。サイコショックやパワージェム、継続的鋼打点の確保としてはラスターカノンなども選択の余地があると思います。
テツノツツミ
特性:クオークチャージ
テラスタル:みず
もちもの:ブーストエナジー
努力値:H131-x-B135(4)-C176(252)-D80-S206(252+)
技構成:ハイドロポンプ フリーズドライ 身代わり アンコール
スイーパー①。最速スカーフドラパルトがほぼ存在しないと思っているので(いたらすみません)、現環境最速から身代わりできる点がえらいと思います。キラフロルで撒いた毒菱で毒ダメを、カバルドンの砂を利用して砂ダメを、場合によっては珠ダメを身代わりすることによって稼げました。また身代わりによって相手のテラスタルをいったん見ることもでき、この環境における身代わりの重要性は本当に高いと思います。
何気に3シーズン連続採用していますが、ドロポン外しは結局確率通りくらいに収束していると思います。水タイプの特殊打点を構築に入れようと思ったらレギュCだとツツミとロトムしか環境で使えそうなのがいませんが(テラバーストは例外)、命中不安がつきまとうのはかなり面倒ですよね。早くレギュDでインテレオン使いたいです。
特性:ばけのかわ
持ち物:命の珠
テラスタル:ゴースト
努力値:H131(4)-A156(252+)-B100-x-D125-S148(252)
技構成:じゃれつく シャドークロー かげうち つるぎのまい
スイーパー②。ディンルーカイリューサーフゴーの並びやパオジアン、ハバタクカミに強く、申し分ない働きをしてくれました。原案の構築ではフェアリーテラスタルとなっていましたが、かげうちのリーチが伸びる点や、テラスシャドークローが水ロトムの鋼テラスまでケアすると安定打点になる点を評価してゴーストテラスタルにしました。
【選出】
・キラフロル + ミミッキュ + テツノツツミ
水ロトムやイーユイがいるときはなるべくこの選出。初手に出てきた特殊ポケモンをキラフロルで狩り、可能であればどくげしょうまで撒いて裏の2体でスイープ。
・カイリューorサーフゴー+カバルドン+ミミッキュorテツノツツミ
パオジアン入りにはほぼこの選出。初手にカイリューはテラス神速やけたぐり、サーフゴーはテラスゴールドラッシュを打ち、こちらがこだわっていることを確認させたうえで2ターン目にカバルドンに引き、砂で襷を削ったりあくびステロ展開に持ち込みます。
(カイリューの場合は相手がそのまま1体目を処理させてくれるわけがなく、ゴーストタイプに引かれたりテラスタルされることが多いため。サーフゴーの場合はS関係がパオジアンに負けている都合で襷を砂で削る形でしか数的有利を取れない)
また、カイリュー対面でカバに引くことで厚底ブーツであっても砂でマルチスケイルを削ることができます。
・カイリュー+キラフロル+ミミッキュorテツノツツミ
相手の構築にゴーストタイプがハバタクカミしかいない場合にカイリューで前のめりに数的有利を取りに行き、ハバタクカミが出てきたらキラフロルに引き対面で打ち勝つことを狙います。タイプ受けやマルチスケイルで無理やり交換して相手を削り、最後はミミッキュorツツミでスイープ。
・サーフゴー+カバルドン+カイリュー
キョジオーン入り、チオンジェン入り、受けループなどの受け構築に対する選出。相手はドオーやドヒドイデなどの毒ポケモンを選出せざるをえないので、それをカイリューで破壊していました。カバルドンはあくびや吹き飛ばしを利用して対面操作ができるので崩しの要員としても便利でした。
【最高・最終順位】
最高 1268位(最終日午前8時10分ごろ) R186x
最終 1405位 R1850
【あとがき】
先日レギュDのルールが公開され、ヒスイや過去の準伝説がランクマに解禁されることが発表されましたが、僕はレジェアルも剣盾も持っていないので、まずそれらをクリアしなければならない可能性が高いです。人脈駆使してポケモンをいただいてもいいのですが、複数のテラスタル分用意することを考えると手間が大変ですので、いっそ買おうかなと考えてます。任天堂さんの企業作戦にまんまと乗っかるわけです(笑)。
そのへんの作業をしないといけないのと、大学の出席がちょっとやばいのもあり、6月はいったんランクマお休みにしようと思います。ガチで潜るのは7月からになると思います。とりあえずS6でレート・順位ともに自己最高を更新できて一安心でした。
ここまで読んでいただきありがとうございました!
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